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全員が疲弊するまで働いているのに、数字は右肩下がり。実例として語られるのは、年間10億円の赤字を抱えた状態からの再建。問われるのは頑張りの量ではなく、渡された地図が正しいかどうか。患者数×単価という構造を分解し、単価を動かせる四つの因子——DPC期間内の退院、出来高の確保、加算の取り漏れ防止、係数——を押さえる。そのすべてに効いてくるのが救急であり、入口をどう広げるかが黒字化の前提条件。現場の努力を結果に変えるための、地図の描き方。
1. 単価が動かせない以上、勝負どころは「患者数の入口」にある
保険診療で収益を左右するのは患者数であり、三つある患者の入口のうちどこに力を注ぐべきかを構造から整理します。
2. 描いた病床モデルが本当に黒字になるかを、先に検証する
決めた病床の形が本当に利益を生むのかを売上とコストの両面から確かめ、一定とされる単価に残された余地にも踏み込みます。
3. 決めたことが現場で動く組織図と、会議体のつくり直し
誰が何を決めるのかが曖昧では、方針は現場に届きません。組織の形と数字の扱いをどう組み替えたのかをたどります。
4. 入口を広げるほど詰まる出口を、どう開けていくか
受け入れを増やせば次は在院日数が壁になり、出口をどう開けておくかが問われます。
総合高津中央病院 医療法人運営管理部 本部長 兼 救急部 部長代理、地域連携室長 杉村 和宣 先生
救急の現場に立ちながら、病院の経営も見る医師。循環器内科医としてPCI・TAVI等のカテーテル治療を300例以上手がけたのち、外資系コンサルティングファームで企業の戦略立案やM&Aに従事。Johns Hopkins University で公衆衛生学修士、東北大学大学院で博士号を取得した。現在は260床の急性期病院で500名超のスタッフを束ね、病床機能の転換によって経営の立て直しを進めている。
救急の受け入れを増やしたいが、現場から「無理だ」と返ってくる院長・副院長
事業計画は立てたものの、数字が計画どおりに動かない事務長・経営企画担当
応需率の向上と病床稼働の両立に行き詰まっている救急部長・看護部長
株式会社ドクターズプライムワーク セミナー担当
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Tel: 070-3234-7096