ホーム
keyboard_arrow_right導入実績
keyboard_arrow_right

固定費増大・経営危機の突破口 「政策誘導」×「ドクターズプライムワーク」で救急件数40%増・V字回復へ

支援実績

固定費増大・経営危機の突破口 「政策誘導」×「ドクターズプライムワーク」で救急件数40%増・V字回復へ

医療法人社団和楽仁 芳珠記念病院

支援事例集をダウンロードする

keyboard_arrow_right
医療法人社団和楽仁 芳珠記念病院|事例・実績
医療法人社団和楽仁 芳珠記念病院のロゴ
https://www.houju.or.jp/index.html

エリア:石川県

病床数:183床

病院種別:

2次救急

一戸 和成 副理事長

この記事でわかること

・課題: 入院料の区分転落等により、経常収支2%超の赤字が見込まれる経営危機に直面
・施策: 政策誘導に合わせ「高齢者救急」を強化すべく、DPWを導入し救急体制を刷新
・成果: 救急件数が40%増、半年で1億円の増収を達成し、経常収支2%の黒字へ回復

石川県能美市に位置する芳珠記念病院。副理事長を務める一戸和成先生は、消化器外科医を経て厚生労働省に入省し、診療報酬改定や医療政策に携わった経歴を持ち、医療政策の構造や制度の仕組みを熟知されています。

本記事では、その一戸先生の指揮のもと、2024年、経営危機に直面していた同院が、いかにして多角的な改革を行い、劇的なV字回復を遂げたのか。その改革の一翼を担う施策として、ドクターズプライムワークがいかに活用され、成果に貢献したのか。全体戦略の背景と合わせ、その具体的な役割についてお話を伺いました。

【課題】 
人口減少と固定費増大のダブルパンチ。見込まれていた「経常収支2%の赤字」

2024年9月に一戸先生が着任した当時、芳珠記念病院は深刻な経営課題に直面していました。当時の試算では、経常収支で2%以上の赤字が見込まれる状況でした。

背景にあったのは、日本全国の地方病院が直面している構造的な問題です。

  • 人口動態の変化: 出生数が70万人を切り、年間90万人以上の人口が自然減していく中、患者数そのものが減少傾向にある。

  • 診療単価と稼働率の低下: 患者の重症度が低下したことで「急性期一般入院料1」から「2」へ転落。さらに看護師確保の難航による病床削減も重なり、病床稼働率が低下。

  • 固定費の圧迫: 病院経営は人件費等の固定費が高い「ハイリスク・ハイリターン」な構造。物価高と人件費高騰により損益分岐点が上がり、稼働率を上げても利益が出にくい体質になっていた。

「単に病床を埋めるだけでは利益が出ない」という厳しい現実の中、抜本的な改革が求められていました。

【解決策】 
国の「政策誘導」に徹底して乗る。「高齢者救急」と「在宅医療」への集中

元厚労官僚である一戸先生が打ち出した再建策は、国の政策意図(政策誘導)に合致した経営を行うことでした。国が求めているのは「高齢者救急の受け入れ」と「在宅医療の推進」です。この2つの柱を確立するために、以下の施策を実行しました。

  1. 高齢者救急の強化: 地域で求められている救急車の受け入れを断らず、応需率を向上させる。

  2. 訪問診療の立ち上げ: 2024年4月より新規事業として開始。昼間の診療と夜間の看取りを分業体制化し、医師の負担を軽減しつつ体制を整備。

  3. 診療報酬の適正化: 「届出漏れ(最適な人員配置による加算取得)」と「算定漏れ(実施した医療行為の請求漏れ)」を徹底的に見直し、単価を向上させる。

この中で、特に「救急応需率の向上」を実現するために導入されたのが、ドクターズプライムワークでした。

【導入の成果】 
ドクターズプライムワークの活用で救急車応需数が昨対比40%増。黒字化への決定打に

「高齢者救急を断らない」ためには、現場の医師リソースの確保が不可欠です。しかし、地域の医師の高齢化も進む中、常勤医だけで救急対応を強化するのは困難でした。

そこで芳珠記念病院では、ドクターズプライムワークを活用し、意欲ある非常勤医師(特に若い医師)を採用することで救急体制を強化しました。

【具体的な導入成果】

  • 救急車応需数の劇的増加:
    ドクターズプライムワークを利用し始めたことで、昨対比で救急車の応需数が40%近く増加しました。2023年11月から1年間で、受け入れ台数は年間1,000台を突破しています。

  • 入院率の向上による病床稼働への寄与:
    救急車からの入院割合も10%程度上昇。これが病床稼働率の底上げに大きく貢献しました。

  • 財務インパクト:
    上半期だけで昨対比約1億円の増収効果を生み出しました。
    結果として、当初見込まれていた2%以上の赤字から、「2%程度の黒字」を見込める水準まで回復しました。

一戸先生は、ドクターズプライムワークによる医師確保が、単なる人手不足解消にとどまらず、入院収益の増加という経営の根幹を支えるエンジンになったと語ります。

2025年度 上半期決算の成果まとめ
救急車受入件数: 昨対比141件増(36.7%増)を達成
救急搬送からの入院率: 前々期45%から当期57%へと大幅に向上
財務指標: 当初予想の2%赤字から、2%の黒字を見込める水準まで回復

【今後の展望】 
一過性の改善で終わらせず、次なる投資へ

補正予算や診療報酬改定による収益増は、あくまで「止血」に過ぎないと一戸先生は警鐘を鳴らします。重要なのは、黒字化したタイミングで将来への投資を行うこと、そして筋肉質な経営体質を作ることです。

  • 人件費コントロールの徹底: 病床稼働率に見合った適正な人員配置を行い、固定費の無駄をなくす。

  • 政策誘導への継続的な対応: 国が評価の基軸としている「年間救急受け入れ1,000台以上(200床未満の病院等の場合)」などの基準をクリアし続け、診療報酬上の評価を確実に獲得していく。

「患者さんが求めていることをしっかりとやる。それが結果として国の政策誘導に乗ることになり、経営改善につながる」

ドクターズプライムワークという強力なパートナーを得て、芳珠記念病院は地域医療を支え続けるための持続可能な経営モデルを構築しています。

取材協力

一戸 和成 副理事長

所属病院:医療法人社団和楽仁 芳珠記念病院
住所: 石川県能美市緑が丘11丁目71番地
TEL: 0761-51-5551
病床数: 183床
診療科: 33科
職員数: 156人

ドクターズプライムワーク運営会社

会社名:株式会社ドクターズプライム
住所:東京都江東区青海1丁目1−20 ダイバーシティ東京 オフィスタワー 13F
TEL:070-3234-7096
運営事務局メールアドレス:support@drsprime.com
サービスURL:https://drsprime.com/service/work/hospital

こちらの病院のように救急体制の改善を成功させませんか?

よくあるご質問

FAQ

こちらの導入実績もご覧ください

支援実績

医療法人財団アドベンチスト会 東京衛生アドベンチスト病院

なぜ看護師は救急を「断る理由」を探さなくなったのか? 救急応需率が約10%向上し...

  • 当直夜間救急
  • 院内意識改革
  • 診療報酬
  • 医師働き方改革
  • 病院経営収益化
  • 医師採用定着
  • エリア:東京都
  • 病床数:186床

支援実績

北里大学メディカルセンター

救急応需率50%未満からの劇的改善。北里大学メディカルセンターが断行した「組織変...

  • 病院経営収益化
  • 医師働き方改革
  • 当直夜間救急
  • チーム医療タスクシフト
  • 院内意識改革
  • オペレーション改善
  • エリア:埼玉県
  • 病床数:334床

支援実績

東松山市立市民病院

【東松山市立市民病院】救急件数「2,000台」の壁を越えるために。医師確保のその...

  • 救急応需率向上
  • オペレーション改善
  • 当直夜間救急
  • 地域医療貢献
  • エリア:埼玉県
  • 病床数:152床

導入実績をもっと見る

keyboard_arrow_right

資料請求

「救急を断らない」を実現する独自メソッドとサービスの全貌。貴院の変革を支える具体的な仕組みを凝縮した、公式資料です。

資料をダウンロードする

keyboard_arrow_right

お問い合わせ

些細な疑問から、組織の構造変革のご相談まで。まずは対話から始めませんか? 私たちは「チームメイト」としてここにいます。

まずは相談する

keyboard_arrow_right

メルマガ登録

現場で生まれた成功事例から、持続可能な組織づくりのノウハウまで。変化を恐れない医療従事者・経営者へ送る、価値ある情報を定期配信します。

登録する

keyboard_arrow_right